緑茶カテキンは、ダイエットにもガン予防にも効果的だった!

shutterstock_301981889

日本人に馴染みが深い緑茶。近年では緑茶を使用した飲料が特定保健用食品として認定されるなど、注目を集めています。緑茶にはダイエット効果があるほか、ガン予防への効果も期待されているそうです。

各医療機関、研究施設によっても、その効果が発表されてきています。そこで今回は、緑茶が持つパワーや緑茶を使ったダイエット方法をご紹介します。


1.緑茶がダイエットに効果的な理由

shutterstock_472363696

緑茶には独特の渋みがありますよね。あの渋みは「緑茶カテキン」という成分によるものなんです。その「緑茶カテキン」は、食べたものが脂肪になることを防いでくれる働きを持っているため、ダイエットに効果的とされています。一般に太ってしまう原理は、体内で分解された糖質のうち、エネルギーとして貯蔵しきれず余った分が脂肪として蓄積されていくことにあります。緑茶カテキンはこの糖質を分解する消化酵素をブロックし、体内に脂肪として溜まらないよう働きかけてくれるのです。

また、この分解されなかった糖質は、大腸へ届いて善玉菌の養分となります。大腸に住む善玉菌は、ダイエットの大きな妨げとなる代謝の低下や便秘の症状を解消してくれます。養分を得て善玉菌が増加すると反対に悪玉菌が減少するため、腸内環境が改善され便秘の改善や代謝アップなどダイエットにプラスの効果をもたらします。

さらに緑茶はノンカロリーのため、気にせずに飲めるのもポイント。今まで飲んでいた水分の代わりに、緑茶を取り入れてみましょう。

2.緑茶のダイエット以外の効果

2-1.ガン予防

緑茶によるガン予防効果についての研究は、日本やアメリカのほか世界各国で取り組まれています。

埼玉県立がんセンターでは、1987年に緑茶カテキンの一種であるEGCG(エピガロカテキンガレート)という成分が、ガンを予防すると発表しました。研究によると、1日に10杯の緑茶を飲むとガン予防の効果が期待できるそうです。 同センターでは原発がん予防として1日10杯の緑茶に加え、農林総合研究センター茶業特産研究所が開発した低カフェインの緑茶エキス粒を飲む「埼玉方式」を推奨しており、大腸ポリープの再発予防にも効果的であることを臨床介入試験により証明しています。—引用:緑茶カテキンのがん細胞殺傷のしくみに基づいた新しいがん治療法の発見

また九州大学では、2013年にEGCGが、ガン細胞だけをピンポイントに破壊できる可能性があると発表しています。—引用:茶カテキンのがん細胞殺傷のしくみに基づいた新しいがん治療法の発見

2-2.美肌効果

緑茶カテキンはワインやカカオと同じポリフェノールに分類されます。ポリフェノールが持つ抗酸化作用は、肌の老化を防ぎ、美肌へ導く効能が望めます。また緑茶にはカテキンのほか、ビタミンCやビタミンEも豊富に含まれています。

ビタミンCはメラニンの生成を抑制しシミやくすみを防止する効果が、ビタミンEによる殺菌作用はニキビや吹き出物を予防する効果が期待できます。美肌効果を実感するためにも、できるだけ続けて緑茶を飲むよう心がけましょう。

2-3.殺菌効果

緑茶カテキンは強い殺菌作用を持っています。お寿司屋さんなど生物を扱う場所で緑茶が出されるのは、緑茶カテキンの殺菌力で食中毒を防ぐためといわれています。また緑茶カテキンは、口腔ケアにも効き目があります。緑茶でうがいをすれば風邪の予防はもちろん、虫歯を予防することも可能です。食事の後や外から帰ったとき、緑茶うがいを習慣にして健康を保ちましょう。

2-4.抗アレルギー作用

緑茶カテキンには、アレルギーの元凶となるヒスタミンを抑える働きがあります。特に緑茶カテキンの量が多い「べにふうき緑茶」は、花粉症などのアレルギーに有効とされています。効き目に個人差はありますが、お悩みの方は試してみてください。 shutterstock_109572140

3.緑茶ダイエットの正しいやり方

3-1.飲む量

緑茶ダイエットの効果を得るには、緑茶カテキンを1日に540mg摂取するのが理想です。緑茶カテキンは湯呑1杯につき50mg程度ですから、540mg摂取するために必要な緑茶は10杯ほど。いくら効果的とはいえ、1日10杯の緑茶を飲むのはなかなか難しいかもしれません。その場合は、濃いめの緑茶を飲みましょう。

大切なのは緑茶を飲む量ではなく、緑茶カテキンの摂取量です。ペットボトルのお茶よりも、急須でいれたお茶のほうが緑茶カテキンをたっぷりと摂ることができます。できるだけ茶葉からいれるように心がけましょう。 また、飲めば飲むほどよいというわけではありません。緑茶を飲み過ぎると胃が荒れてしまう恐れがあります。

とはいえ、1日1,00mg~1,500mgほどであればそこまで深刻な副作用が生じる心配はないようですから、緑茶ダイエットは自分の体調に合わせて様子を見ながら行ってください。

3-2.飲むタイミング

基本的にはどのタイミングで飲んでも大丈夫ですが、食後に飲むと緑茶カテキンが消化・吸収を緩やかにして、食べたものが体脂肪として蓄積するのを防いでくれるためおすすめです。また、食前に飲めば血糖値の上昇を緩やかにする作用が働き、食欲をコントロールできるというメリットも期待できます。

3-3.食事・運動

緑茶ダイエットをする際には、食事や運動も重要です。ダイエットすると鉄分不足になることが多いですが、緑茶カテキンは植物性の鉄分の吸収を妨げてしまう働きがあるため、食事の際は動物性の鉄分も一緒に摂るように意識しましょう。また緑茶には、脂肪の燃焼に効力を持つカフェインも含まれています。

カフェインを摂ると体脂肪が燃えやすくなるため、運動をする前にはぜひ取り入れてみてください。運動は、脂肪燃焼の効率がより高くなるサイクリングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

3-4.緑茶カテキンサプリメント

緑茶を1日10杯程度飲むのが難しかったり、自分でいれる時間が取れなったりするときは、緑茶カテキンが主となっているサプリメントを摂ることも有効です。緑茶に含まれているカフェインは、覚醒作用を持っています。寝る前に飲むと神経が高ぶり、寝つきが悪くなってしまうことも。

その点サプリメントにはカフェイン抜きのものが多く、時間を選ばず手軽に摂取することが可能です。サプリメントから摂取できるカテキン量が1日に摂取したい量に満たない場合は、足りない分だけ緑茶を飲むなどして、上手に活用しましょう。

4.緑茶ダイエットの注意点

4-1.カフェイン過敏症

緑茶はカフェインの含有量が多い飲み物です。少しのカフェインでも動悸やふらつき、めまいなどを起こしてしまうカフェイン過敏症や、飲み過ぎると気持ちが悪くなったり、胃痛が起きたりするなどのカフェイン中毒症を引き起こす可能性があります。世界保健機構によると、問題がないとされる1日のカフェイン摂取量は300mgまでです。

緑茶ダイエットを行う際には、最初からいきなりたくさんの量を飲むのではなく、少しずつ飲みながらご自身の体の様子を見て調整するようにしましょう。

4-2.妊娠中の方、貧血気味の方は要注意

緑茶を摂取する際に特に注意が必要なのは妊婦さんです。緑茶ダイエットは、緑茶カテキンをたくさん摂取して行うダイエットですから、緑茶をたくさん飲むということはそれだけカフェインもたくさん摂取することになります。妊娠中は、カフェインの成分を分解するまでに時間がかかります。

その分、胎盤を通じて赤ちゃんの体内にカフェインが長く残ってしまい、成長が阻害されるといった胎児への影響も心配されるため、控えたほうが無難です。 また、緑茶に含まれるタンニンという成分は、植物性鉄分の吸収を阻害する働きがあります。貧血になりやすい方は、緑茶の摂取量に気をつける、動物性鉄分を摂るようにするなどを心がけてください。

4-3.宵越し緑茶は飲まない

宵越し緑茶とは、急須にいれっぱなしで一晩経過してしまった緑茶のことです。「まだ飲める」とそのまま次の日に飲もうとする方も多いかもしれませんが、いれてから時間が経った宵越し緑茶は、すでに雑菌が増殖しています。また、酸化したタンニンを飲んでしまうと、体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。もったいと思っても、新しい緑茶をいれ直すなど衛生面にも気を配りましょう。

5.まとめ

緑茶が持つパワーは、ダイエット以外にも美肌効果やがん予防などプラスの効果をもたらしてくれます。緑茶ダイエットは、私たちにとても身近で毎日の生活に取り入れやすく、長続きさせやすいダイエットといえるでしょう。和食中心のバランスのよい食事や適度な有酸素運動を行えば、緑茶ダイエットの効果をよりアップさせることも可能です。1日に飲む量や注意点を守って、効果を存分に体感してください。

スポンサードリンク



バナー原稿imp

imp

ランキング

人気の記事

おすすめの記事