ファッションビジネス入門ガイド|そもそも、ファッションビジネスって何?

ファッションビジネス「ファッションの仕事に携わる」と一口にいっても、実にさまざまな携わり方があります。たとえば、アパレルショップの店頭に立って、お客さまと直に接する。あるいは、ファッションデザイナーになって、アイテムそのもののつくり手となる。選択肢は実に多彩です。でも、「トレンドそのものを生み出す仕事に就きたい」と思ったら、どうすればいいのでしょう。

今回は、そんなアナタが知っておくべきファッションビジネスに関する概要をご紹介します。そもそもファッションビジネスとは何なのか、知識を身につけようと思ったらどうすればいいのかなど、ファッションビジネス入門編としてぜひ参考にしてください。

目次

1.ファッションビジネスってどんなビジネス?
1-1.ファッションビジネスの概要って?
1-2.ファッションビジネスは、どのように広まっていった?
1-3.現代におけるファッションビジネスとは?
1-4.ファッションビジネスの仕事って?
1-5.ファッションビジネスには、どんな人が向いている?
2.ファッションビジネスに挑戦しようと思ったら
2-1.専門学校・大学で学ぶ
2-2.就職して働きながら学ぶ
2-3.資格を取得する
3.ファッションビジネス能力検定って?
3-1.ファッションビジネス能力検定の概要
3-2.合格率・難易度
3-3.勉強方法
3-4.合格後のキャリア
4.まとめ

1.そもそも、ファッションビジネスって何?

まず気になるのは、「ファッションビジネスとは何なのか」という点ですよね。「ファッションビジネス」という言葉自体は聞いたことがあるかもしれませんが、その意味を問われるとピンとこないという方が多いのではないでしょうか。まずはファッションビジネスの歴史についてご紹介します。

1-1.ファッションビジネスは、なぜ生まれた?

ファッションビジネスとは、「他人と差別化したい」と考える消費者のニーズを満たすファッションアイテムを提供することで、利益を得るビジネスモデルのことです。「衣・食・住」という言葉からもわかるように、もともと衣服は寒い季節には暖かく、暑い季節には涼しく過ごすうえで欠かせない生活必需品でした。しかし、生活水準の向上に伴い、衣服が個人のステータスやアイデンティティを表現するもの、すなわちファッションアイテムへと変化を遂げていったのです。それがファッションビジネスの誕生です。

1-2.ファッションビジネスは、どのように広まっていった?

では、そのファッションビジネスは、どのように全世界へ展開していったのでしょうか。

産業革命後の19世紀、女性の地位向上を目的としたフェミニズム運動が各国で活発になりました。そこで発信されたのは「女性を解放せよ」というメッセージです。当時の女性のファッションといえば、腰を締め付けるコルセットと大きなスカートが主流。「体を締め付けるコルセットから解放」=「女性の解放」につながると考え、各国でさまざまな改良がなされていったのです。

代表的な例が、アメリカのブルーマー夫人の取り組み。彼女は、膝丈のスカートにゆったりとしたズボンを着用する「ブルーマースタイル」を発表。その動きやすさはそれまでの女性のファッションからは想像もできないほどで、多くの女性に支持されました。日本では明治時代に取り入れられ、体操服として利用されたことをご存知の方もいらっしゃるでしょう。

1-3.現代におけるファッションビジネスとは?

現代におけるファッションビジネスとは、アパレル業界を中心に幅広い産業が集まったビジネスのことを指します。ビジネスの中心にいるのは、アパレルメーカー。年齢や性別などを幅広くカバーしたアイテムを扱う「総合アパレルメーカー」と、メンズ、レディース、子どもなどターゲットを絞り込んだ「専門アパレルメーカー」があります。

1-4.ファッションビジネスの仕事って?

ファッションビジネスで働く上で知っておきたいのが、どのような仕事・職種があるのか、という点ですよね。代表的な職種をいくつかご紹介します。

▼マーチャンダイザー

商品企画部門の責任者のことです。トレンドの収集からシーズンごとのコンセプト設計、デザイン選定のほか、デザイナーやパタンナーのディレクションなども行ないます。

▼デザイナー

アパレルメーカーに属して製品のデザインを行なうクリエイターのことです。ときにはコンセプト設計の段階から携わることもあります。

▼パタンナー

デザイナーが作成した図面を型紙に起こす仕事を行なう職種です。デザインをイメージ通りにカタチにするうえで欠かせない役割を担っています。

▼バイヤー

卸売店や小売店に属して、商品の買い付けを行なう職種です。消費者のニーズに応え、かつ競合企業との差別化を実現するために、世界中を飛び回ることもあります。

▼ファッションアドバイザー

いわゆるショップスタッフのこと。店頭に立って、製品を販売するだけではなく、コーディネートの提案や顧客のニーズヒアリングなども行ないます。

1-5.ファッションビジネスには、どんな人が向いている?

ファッションビジネスに適性があるのは、どのような人なのでしょうか。「ファッションに興味があること」は大前提。しかし、それだけではファッションビジネスに向いているとは言えないでしょう。

たとえば、先ほどご紹介したファッションデザイナー職。華やかな印象が強いかもしれませんが、下積み期間は非常に地味です。自分の好きなデザインができるまで相当の期間を要するでしょう。それでも心が折れることなく、日々コツコツ取り組めるタイプが向いていると言えるでしょう。

もう一つのポイントとしては、自分の考えを口頭できちんと伝えられること。いくらセンスが秀でているとはいえ、一人でアイテムをつくっていくことなどできません。周囲の協力をきちんと得るためにも、自分の考えを口頭で伝えていく力が求められるのです。

2.ファッションビジネスに挑戦しようと思ったら

では、「ファッションビジネスに挑戦しよう」「ファッションビジネスを学ぼう」と思ったときはどうすればいいのでしょうか? 具体的に考えられるのは、「専門学校・大学で学ぶ」「就職して働きながら学ぶ」「資格を取得する」の3つです。それぞれ紹介していきましょう。

2-1.専門学校・大学で学ぶ

まずはファッションについての知識を身につけることのできる大学や短大へ入学することがおすすめ。すでに社会人として働いているという方であれば、専門学校で学ぶようにしましょう。もちろん独学で学ぶことはできるかもしれませんが、学校へ行けば先生や一緒に切磋琢磨できる仲間がいます。本気で学びたい場合には最適です。

ファッションビジネスを学べる専門学校一覧

2-2.就職して働きながら学ぶ

学校へ行くほど時間もお金もないという場合は、アパレル業界への転職がおすすめ。特に自社でブランドを有している企業であれば、将来的に商品開発に携われる可能性もあります。

ただし、「勉強したいから」という理由で転職するのはNG。企業側は「勉強するために入社してほしい」とは思っていません。転職活動では、応募企業で自分はいかに事業貢献できるのかをアピールするようにしましょう。

2-3.資格を取得する

「ファッションビジネス能力検定」という資格をご存知ですか? ファッションに関する技術的な知識とマーケティング的な知識の両方を有していることを証明するための検定試験。受験資格などはありませんので、ぜひ試験合格を目指してチャレンジしてみてください。

3.ファッションビジネス能力検定って?

「ファッションビジネス能力検定」についてもう少し詳しく解説していきましょう。

3-1.ファッションビジネス能力検定の概要

「ファッションビジネス能力検定」は、一般財団法人日本ファッション教育振興会が主催する検定試験です。1級、2級、3級と用意されています。

お申し込みは、一般財団法人日本ファッション教育振興会のHPから

3-2.合格率・難易度

1級、2級の合格率は50%程度、3級の合格率は70%程度だと言われています。数ある資格試験のなかでも難易度はそれほど高くないと言えるでしょう。

3-3.勉強方法

勉強方法としては、一般財団法人日本ファッション教育振興会の公式テキストを利用するのがおすすめです。HPには過去問題コーナーがあるので、勉強したうえでぜひトライしてみてください。級ごとに合格ラインがあるので、それをクリアできるようになるまで実践するようにしましょう。

3-4.合格後のキャリア

試験合格後は、アパレルメーカーや繊維メーカー、百貨店などへの就職・転職に有利になるといえます。試験勉強の内容が活かせる業務としては、接客、販売、売上管理、店舗管理、商品企画、デザインなどです。

4.まとめ

ファッションビジネスと一口にいっても、企業や職種によって働き方は変わってきます。ぜひ通学や資格取得などで知識を身につけ、自分にベストな選択肢を選ぶようにしましょう。

そして、チャレンジしたのなら決して後悔しないように日々自己研鑽を重ねる。トレンドの変化が激しい業界ゆえ、ぼんやりしていたらすぐに置いていかれていまいます。自ら新しいトレンドを発信できる

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