痩せ薬・ダイエットピルの種類&効果&副作用を徹底リサーチ

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ダイエットピルとサプリメントの違いを知っていますか?医薬品に分類されるダイエットピルは、効果も高い反面、副作用のリスクも高くなります。今回は、ダイエットピルの種類ごとの効果や副作用について、詳しくご紹介しましょう。


1.ダイエットピルって?

1-1.サプリメントとの違い

ダイエットピルとは、肥満治療薬のこと。一般的には「痩せ薬」などとも呼ばれます。ダイエットピルは、薬とあるとおり「医薬品」で、薬事法の定めに従って特定の症状に対する効果や効能が認められたものを指します。ダイエットサプリメントに比べると効果が現れやすいのですが、それだけ副作用のリスクも高まります。

一方、薬局などで気軽に購入できるサプリメントは、「健康食品」に分類されます。サプリメントの本来の目的は、食事だけでは不足する栄養素を補うことです。健康食品に医薬品のような明確な定義はなく(厚生労働省の認可を受けたいわゆる「トクホ」などは別)、その効果や効能は含まれる成分などによりばらつきがあります。

また、サプリメントは食品のため、基本的に副作用はありません。ただし、サプリメントに含まれる成分の中には、過剰摂取によって健康に異常をきたす成分があるため注意して使用してください。

1-2.入手方法

ダイエットピルは、医薬品の中でも「医療用医薬品」に分類されるため、購入するには医師の処方箋が不可欠です。ダイエットサプリメントとは違って薬局などで気軽に購入できず、ダイエット外来がある病院や美容クリニックなどで処方してもらう必要があります。

ネットでは「海外のダイエットピルを通販で安く手軽に購入できる」と謳っているサイトもありますが、厚生労働省の厳しい基準をクリアした薬でなければ、副作用のリスクが非常に高くなります。必ず医療機関を通して購入するようにしましょう。

1-3.価格

ダイエットピルは、1錠70円くらいのものから500円くらいものまでさまざまです。薬の種類や肥満度によっては保険適用となる場合もあり、その場合は比較的低価格で購入できます。

2.ダイエットピルの種類と効果

2-1.サノレックス<食欲抑制剤>

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厚生労働省の認可を受けたダイエットピルで、BMIが35以上の高度肥満患者にのみ保険が適用されます。食欲を抑えるタイプで、摂取カロリーを少なくして減量を促す効果があります。

ただし、薬の特性が覚せい剤と似ていることから依存性があることがわかっています。さらに、服用を続けると薬剤耐性ができてしまい効果が現れなくなることから、服用期間は長くても3ヶ月までと決められています。

食欲が旺盛で食べることをやめられない人、空腹を我慢できない人などにおすすめです。1日1回、昼食前に服用しましょう。また、服用中は適度に有酸素運動を行い、薬をやめた後のリバウンドを防ぐ工夫も必要です。医師と相談しながら服用しましょう。

2-2.フルファスト(スリーエフ)<食欲抑制剤>

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フルファストは、舌下にスプレーするかガムを噛むことで、ダイエットに効果がある成分を体内に取り込む外用薬です。サノレックスと同じく、食欲を抑える効果があります。

フルファストは、使用後5分程度ですぐに効果が現れる即効性が特徴で、その効果は約2時間持続します。スプレータイプの場合は1回3プッシュを1日5回、ガムの場合は、1日3~4個を1回に10~15分ほどかけて噛みます。

同じ食欲抑制剤でも、フルファストはサノレックスに比べて副作用のリスクが低いこと、服用期間が定められておらず長期に服用できることなどがメリットです。しかし、医療機関によっても異なりますが、価格が1万円前後と非常に高価なため、気軽に試せるとは言えない点がデメリットです。

2-3.ゼニカル<脂肪吸収抑制剤>

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ダイエットピルの中で最も有名なのがサノレックスですが、その次によく耳にするのがゼニカルです。ゼニカルには、脂肪分解酵素として知られるリパーゼの働きを抑え、食べたものが脂肪として吸収されることを防ぐ効果があります。

揚げ物やスナック菓子などの脂っこい食べ物を好むなど、普段から脂質の摂取量が多い人に非常に効果的なダイエットピルで、服用から2週間以内には減量しはじめ、約半年~1年にわたってその効果が持続します。ただし、普段からあまり脂質を摂らない人の場合は、ゼニカルでは思うようなダイエット効果は見込めません。

ゼニカルは、毎食の食事中(食間ではない)か食後1時間以内に1カプセル服用します。ゼニカルの働きによって体内に吸収されなかった脂質は便となって排出されますが、その際に脂溶性のビタミンまで流れ出てしまうため、ビタミン剤で不足分を補うことも重要です。

2-4.アカルボース<糖質吸収抑制剤>

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アカルボースには、余分な糖質を脂肪として蓄積してしまうインスリンの分泌を正常にコントロールし、糖質が体内に吸収されることを防ぐ効果があります。脂質の摂取量はそれほど多くないけれど炭水化物や甘いものが好き、という人におすすめのダイエットピルです。1日3回までを目安に、食前に1錠を水で服用(そのまま唾液で飲むことも可)します。

中には糖質も脂質も摂り過ぎが気になる、という人もいるかもしれませんが、アカルボースはゼニカルなどの脂肪吸収抑制剤と併用すると、おならの回数が増える場合があり、あまりおすすめできません。食欲抑制剤を利用するか、どちらかの効果に絞ったほうが良いでしょう。

3.服用する前に知っておくべきこと

3-1.副作用

①サノレックス

前述したとおり、薬への依存性が報告されています。また、睡眠障害を引き起こす可能性があるため、昼に薬を飲み忘れたからと言って、夜に服用することは避けましょう。
そのほか、便秘や吐き気、胃の不快感、口の渇きなどの副作用が表れる場合があります。

②フルファスト

一般的に、体内に直接取り込むことができる内服薬に比べて、外用薬の効果は低くなると言われています。フルファストは、サノレックスに比べると効果の面では劣るものの、副作用のリスクが少ないというメリットもあります。ただし、人によっては体質に合わない場合もあるため、何らかの症状が現れた場合には、必ず医師に相談しましょう。

③ゼニカル

前述したとおり、体内に吸収されなかった脂肪は便として排出されるため、腸の不調や下痢などを引き起こす可能性があります。また、おならの回数が増える人も多く、場合によっては、おならと一緒に脂肪分が出てくることがあります。

④アカルボース

お腹の張りや腹痛、おならや排便の回数が増えるなどの副作用があります。また、低血糖を引き起こす可能性もあるため、アカルボースを服用中は、過度の糖質制限ダイエットは行わないようにしましょう。

3-2.妊娠中は服用できない

ダイエットピルは、妊娠中は服用できません。そのほか、特定の病気を持っている人も、ダイエットピルの種類によっては服用できない場合があります。また、日常的に薬を飲んでいる人は、ダイエットピルとの飲み合わせが悪い場合もあるため、必ず医師に相談してから服用するようにしてください。

3-3.効果は個人によって差がある

一般的にダイエットサプリメントよりも効果が高いことで知られているダイエットピルですが、服用すれば誰でも痩せられるわけではありません。当然、効果には人によって個人差がありますし、肥満の原因にあった薬を選択しなければ、思うような効果が得られません。

自分の体に合った薬を選ぶという意味でも、ダイエットピルを医療機関で購入することはとても重要です。ダイエットピルは高価なものが多いため、安価に購入できるネット通販は魅力的に思えるかもしれませんが、効果が現れなければ結局は費用が無駄になってしまいます。よく考えて購入するようにしてください。

4.まとめ

いかがでしたか?ダイエットピルは、正しく服用すれば、ダイエット効果も高いものです。また、厳しい食事制限や激しい運動をせず、楽に痩せられることもメリットだと言えます。価格や副作用のリスクを考えると、気軽に始めやすいダイエットとは言えないかもしれませんが、まずは美容クリニックやダイエット外来に行き、自分の悩みについて相談してみることも1つの方法です。

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