アパレル業界は給料が安いってホント!? 年収アップの秘訣を教えます!

年収アップ
ファッションが大好きな方なら、一度はアパレル業界で働くことを夢見たことがあるのではないでしょうか。

「大好きなブランドの服を着て、大好きなブランドのショップに店員として立つ」「大好きなブランドの服を自分でデザインする」。

販売員やデザイナーをはじめ、アパレル業界で働くというのは非常に華やかで多くの人の憧れといえるでしょう。

しかし、アパレル業界は激務な割に給料が安いという話もよく耳にします。それは一体本当なのでしょうか。

今後アパレル業界で働きたいとお考えの方にとっては大きな関心事ですよね。

今回はそんなアパレル業界の「給料」という側面にフォーカスして、その実態を探っていきたいと思います。給料相場はもちろん、年収アップのための秘訣もご紹介していきますので、アパレル業界で働きたい方には必見の情報ばかりです。

もくじ

1. 職種ごとの給料相場とは?
1-1. 販売系(販売員、店長、エリアマネージャーなど)
1-2. 企画製造系(デザイナー、パタンナー、生産管理、MD、バイヤーなど)
1-3. 本部系(プレス、事務、人事、経理など)
2、1円でも高い給料をもらいたい方のための職場選びポイント
2-1. 服の支給があるか?(販売員の場合)
2-2. 販売ノルマがあるか?(販売員の場合)
2-3.手当はあるか?
2-4.ボーナスはあるか?
2-5.大手であるかどうか?
3. 目先の給料にとらわれないことも大事
3-1. キャリアアップにともなう年収モデル
3-2. キャリアチェンジした場合の年収の変化
3-3. 転職した場合の年収の変化
4. まとめ

1、職種ごとの給料相場とは?

アパレル業界の給料相場とはいっても、職種によって平均年収はさまざま。

そのため今回は、店頭で実際にお客様に商品を売る販売系、シーズンごとに商品を企画して製造までの流れを担当する企画製造系、さらには裏方としてブランドのPRや事務系を担当する本部系の3つのセクションに分けて、ご紹介していきたいと思います。

あなたが希望している職種の項目はもちろんですが、将来のキャリアアップなどを考えながら、他の職種の項目もご覧いただけると選択肢が広がるかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

1-1. [1]販売系(販売員、店長、エリアマネージャーなど)

アパレルの販売系職種は、多くのブランドが他の業界の給料相場より低めです。

たとえば求人募集の多い販売員に限って見てみると、最も相場が高い首都圏勤務であっても低め。

アルバイトなら時給900円程度、契約社員なら月給15万円~18万円程度、正社員なら月給17万円~20万円程度が相場といったところでしょう。

手取りで考えると月15万円を切ることも珍しくありません。年収でいえば、200万円~300万円ほどです。

また未経験者募集の多い販売員ですが、アパレル販売経験者の募集でも初任給は先ほど紹介した相場にプラス月1~2万円程度の場合がほとんど。

未経験者であっても経験者であっても、入社後の販売成績などによって少しずつ昇給していくケースがほとんどです。とはいえ、販売員のままでいる限りは給料も頭打ち。

月給25万円ほどが上限といえるでしょう。

また正社員での採用となると、店長やエリアマネージャーに昇格する可能性もあります。

その場合、店長なら月給20万円~25万円程度、エリアマネージャーでも月給25万円~30万円程度でしょう。

年収でいえば300万円~400万円ほど。企業によっては年収500万円に届くところもありますが、販売員とそこまで大差ないというのが現状です。

しかも、店長やエリアマネージャーは販売員よりも激務であるにもかかわらず時間外手当がつかなくなるという場合も。「販売員の頃のほうが、給料をもらっていた! 」などという声も度々聞かれます。

将来的に店長を目指すなら、店長昇格後の待遇もしっかり調べた上で職場を選びたいですね。

1-2. [2]企画製造系(デザイナー、パタンナー、生産管理、MD、バイヤーなど)

企画製造系となると、経験の有無によって大きく給料は異なります。

経験者の場合は、初任給でも月給23万円~25万円程度を支給する企業が多いです。

またMDやバイヤーはデザイナーなど他の企画製造系職種に比べて少し給料相場が高いため、経験者なら月給28万円~33万円程度を期待できるでしょう。

そこから経験や実績に応じて少しずつ昇給していくのが一般的です。

次に未経験者の場合ですが、こちらは初任給でいうと月給18万円~23万円程度。

デザインするスキルやパターンを引くスキル、生産管理としての仕事の進め方などをイチから教えていく必要がある分、安めに設定されています。

とはいえ、未経験者であってもスキルが身につき、実績を出せば、経験者と同等の給料を手にできる可能性大。手に職をつけて、地道に昇給を目指しましょう。

1-3. [3]本部系(プレス、事務、人事、経理など)

本部系も企画製造系と同様、経験の有無によって大きく給料が異なります。

ただし、プレスはほとんどの場合が経験者での募集もしくは、社内での人事異動となるため、未経験者での採用はほぼなしと考えてよいでしょう。

ブランドの顔となるプレスは花形職業であるため、給料も高め。給料相場は月給27万円~40万円程度。

実績に応じて賞与も出る場合が多いため、年収は500万円以上となる企業が多いです。超大手企業のプレスとなると年収800万円に届く方もいるとか。夢は広がります。

次に事務や人事、経理などの職種についてですが、これらの職種の給料相場は他の業界と大きく変わりません。

未経験の場合は月給18万円~23万円程度、経験者の場合は月給20万円~27万円程度です。

人事や経理については経験に応じて職務領域もどんどん広がるため、スキルアップするほど給料は上がっていくでしょう。

人事でいえば採用企画などの企画系、経理でいえば決算業務など難易度の高い業務を任されるようになれば、年収500万円超も難しくありません。

2、1円でも高い給料をもらいたい方のための職場選びポイント

職種ごとの給料相場はおわかりいただけたかと思います。

…とはいったものの「できれば、平均よりも給料をもらいたい! 」というのが誰もが抱く本音ではないでしょうか。

こちらでは少しでも高い給料をもらうための職場選びポイントをご紹介していきます。これからアパレル業界で仕事探しをするという方には必読の情報ばかりです。

2-1. [1]服の支給があるか?(販売員の場合)

自分のブランドの服を着て店頭に立つというのが、アパレル販売員の特徴。

そのシーズンの流行に合わせたコーディネートをして、自分が“マネキン”となってブランドの顔になるのも、販売員の仕事のひとつといえます。

しかし、いわば制服ともいえる「自分のブランドの服」を会社が支給してくれる場合とそうでない場合があるのです。

会社からの支給がある場合は、新作が出るごとに何パターンかのコーディネートを無償でもらえるため、特に自分で服を購入する必要がありません。

強いて言えば、自分が気に入った服を社割で購入するという程度。中には支給される服だけでは通勤服を賄えないと感じて、追加で購入する販売員もいるようですが、会社支給がある分、出費は少なくて済みます。

問題なのは、会社側からの支給がないケース。

自分のお金で“制服”を購入するとなると出費がかさみます。学生時代の制服とは違い、シーズンごとに新作が出るのはもちろん、毎日同じ服を着て店頭に立つわけにはいきませんから、その出費は数万円単位。

特に単価が高めのブランドに勤める場合、シーズンごとに10万円以上も自分のブランドの服を購入せざるを得ないという方も…。

社割で30%~50%オフになるのが一般的とはいえ、服の支給があるかどうかは手元に残る給料に大きく差がつくポイントなのです。

2-2. [2]販売ノルマがあるか?(販売員の場合)

また販売員に限った話になりますが、個人に販売ノルマがあるかどうかは事前にチェックしたいポイント。

というのも、個人の販売ノルマを達成できなかった場合、ペナルティが発生するブランドが存在するから。

未達成分の金額相当の服を自分で購入しなくてはならないブランドがあるのです。せっかく頑張って働いたのに、自分の意思とは関係なく、服を買わざるを得ないのは悲しいですよね。

とはいえ、個人ノルマがない企業なんて存在するのでしょうか。

最近では、個人の売上目標はあってもノルマはないというブランドや、店舗売上目標があるだけのブランドも増えているのです。当然、そういったブランドは販売員による買取りは発生しません。

だからこそ、勤務先として選ぶなら、できるだけ個人ノルマがない企業、最低でも買取りがない企業を選びたいものです。

2-3. [3]手当はあるか?

一番重視したいのは、残業手当(時間外手当)の有無です。特に販売系や企画製造系の場合、繁忙期には残業も多くなりがち。その手当で年収に大きく差がつきます。

さらに家族手当や住宅手当、通勤交通費手当などの諸手当がある企業を選ぶと、年収アップが狙いやすくなります。

また長期的に働きたいと考えているなら、産休育休制度がしっかりあるかどうかもポイント。産休・育休を取得している時期に給与の何パーセントが支給されるのかで、生涯年収は変わってきます。

2-4. [4]ボーナスはあるか?

最近では、ボーナス(賞与)がない企業も少なくないので、できるだけボーナスの支給がある企業を選びましょう。

月給1ヶ月分~2ヶ月分を年2回支給という企業が多いため、ボーナスの有無で年収が100万円以上変わる可能性もあります。ただし、ボーナスは基本的に正社員にのみ適用される待遇ですので、注意が必要です。

またボーナスとは少し違いますが、販売員の場合、多くの企業で売上達成インセンティブが支給されます。

売上の3%~5%をインセンティブとして支給するというのが一般的なようですが、その比率が高い企業を選ぶのも年収アップのポイントです。

2-5. [5]大手であるかどうか?

やはりアパレル業界も大手企業は平均年収が高いです。

たとえば『組曲』や『23区』を展開するオンワードHDの平均年収は何と900万円を超えています。

またAOKIホールディングスや『UNIQLO』のファーストリテイリングも平均年収は700万円超。その他、ワールドや三陽商会などの老舗も平均年収600万円を超えています。

福利厚生がしっかりしている大手企業は、単に月給額が高いだけでなく、手当やボーナスが充実していることから、高年収につながっているといえるでしょう。

生涯年収をアップさせるには、大手を選ぶというのが一番のポイントかもしれません。

3. 目先の給料にとらわれないことも大事

給料の金額や年収アップに焦点を絞ってお伝えしてきましたが、「今もらえる給料額」だけにとらわれないことも大切です。

度々お伝えしてきたとおり、給料額は経験やスキルに応じて上がっていきます。当然「販売員から店長」「店長から本部系」「デザイナーからMD」といったキャリアアップやキャリアチェンジを通じた年収アップも可能です。

だからこそ、もしアパレル業界でずっと働きたいとお考えなら「将来的にどうなりたいか」を考えてみてください。

「ブランドの客層を考えると、ずっと販売員というわけにはいかないから、将来的には本部に」「今はデザイナー志望だけど、ゆくゆくは企画などもするMDになりたい」など何でも構いません。

自分の描いたキャリアと、そのキャリアに応じた希望年収を考えた上で、職場選びをしてみるのも一つの方法。

今もらえる給料は安くても「店長手当が他の企業よりも多い」「現場は安いけど、本部系の年収は高い」といった視点を持って企業を見てみるのがオススメです。

それを踏まえた上で、ここではキャリアアップやキャリアチェンジをした際の年収モデルや年収の変化を見ていきましょう。あなたのキャリアを考える上での参考になったなら、幸いです。

3-1. [1]キャリアアップにともなう年収モデル

スキルアップしたり、任される職域が広がったり、社歴を積んでいったりするごとに年収は上がっていくのが一般的ですよね。では、アパレル業界でキャリアアップしていくとどのように年収が上がっていくのでしょうか? 具体的に見ていきましょう。

≪販売員から店長へキャリアアップした場合の年収モデル≫

  • 20代後半の販売員/263万円 ⇒ 店長/319万円
  • 30代前半の販売員/291万円 ⇒ 店長/342万円

≪店長からエリアマネージャーへキャリアアップした場合の年収モデル≫

  • 20代後半の店長/324万円 ⇒ エリアマネージャー/411万円
  • 30代後半の店長/356万円 ⇒ エリアマネージャー/459万円

≪デザイナーからチーフデザイナー or MDへキャリアアップした場合の年収モデル≫

  • 30代前半のデザイナー/333万円 ⇒ チーフデザイナー/432万円
  • 30代前半のデザイナー/372万円 ⇒ MD/457万円

もちろん上記はほんの一例。ブランドによって、企業によって、年収モデルは異なります。とはいえ、このようなキャリアアップをした際、50万円~100万円ほど年収もアップするというのはアパレル業界の一般的な例といえるでしょう。

3-2. [2]キャリアチェンジした場合の年収の変化

前の項目ではキャリアアップした場合の年収モデルをお伝えしましたが、こちらでは「キャリアチェンジ」がテーマです。キャリアチェンジとは「店長⇒本部職」といったようにこれまでとは違った職務領域にキャリアを変えることを言います。

では具体的にどういったケースがあるのでしょうか?

【case.1】≪店長⇒MDにキャリアチェンジした場合≫

  • 30代前半店長/400万円 ⇒ MD/365万円

アパレル業界では「担当ブランドの客層が自分の年齢と合わなくなってきた」「土日にちゃんと休める仕事に就きたい」といった理由で、現場から本部へとキャリアチェンジする方が多いです。

しかし、上記のようにこれまでとは全く違う仕事にイチから挑戦することになるため、最初は年収ダウンになるケースも少なくありません。

とはいえ、店長やエリアマネージャーに昇格してしまうとその後は頭打ち。

MDをはじめとした本部職にキャリアチェンジしておけば、年収600万円超も目指せます。将来を考えた良い選択のひとつといえるでしょう。

【case.2】≪販売員⇒デザイナーにキャリアチェンジした場合≫

  • 20代前半販売員/250万円 ⇒ デザイナー/218万円

こちらも年収はダウンしています。

デザインの知識がない状態からデザイナーへと育てるのは手間がかかりますから、給料も低くなりがち。

ちなみにデザイナーは経験を重ねてチーフやMDへとキャリアアップしない限り、大きく昇給はしないため、大幅な年収アップは叶えにくいといえます。

とはいえ「売る側から作る側になりたい」という夢を持つ方は多く、店長から本部職へのキャリアチェンジの次に多いケースといえるでしょう。

【case.3】≪エリアマネージャー⇒人事にキャリアチェンジした場合≫

  • 30代後半エリアマネージャー/485万円 ⇒ 人事/500万円

こちらのケースは年収アップしています。

年収アップした理由は、エリアマネージャーとして手がけた人材採用の実績を買われたから。

このように全く違う職種とはいえ、似たような職域の経験を持っていると年収アップする可能性があるのです。

また別の視点で見ると、人事といったどの企業にもある職種へのキャリアチェンジは、ある程度経験を積んだ後に他の企業へ転職しやすくなるため、将来を考えると非常に良い選択かもしれません。

3-3. [3]転職した場合の年収の変化

転職した場合、基本的に年収はダウンすると考えて間違いありません。

よほどのスキルがない限り、他社のブランドやその企業のやり方についてイチから学ぶことになるため、業界経験者といえど新人であることに変わりはないからです。

そのため、ここではアパレル業界内での転職で、年収アップを実現できるケースをいくつかご紹介します。転職をお考えの方はぜひご覧ください。

【case.1】大手企業への転職は年収アップの可能性大です。

「職場選びポイント」の項目でもお伝えしましたが、大手企業は軒並み福利厚生が充実しています。そのため、基本給ではダウンになったとしても、手当などを含めた年収はアップしているという計算になるわけです。

転職する際は給料だけでなく福利厚生もしっかりとチェックしましょう。

【case.2】人材紹介会社を使ってみましょう。

転職先と自分の間にコンサルタントが入ってくれますので、給料面の条件交渉ができます。

これは自分1人で転職する際にはないメリットです。とはいえ、ムリな希望を出さないことがポイント。

自分の経験とスキルに見合った給料を打診してみましょう。

【case.3】引きぬきやヘッドハンティングのケースは年収アップを約束してくれることが多い。

とはいえ、ヘッドハンティングの代行会社から声がかかった時は要注意。

給料はもちろん、仕事内容、福利厚生、休日などの条件面をチェックした上で、話に乗りましょう。

4、まとめ

いかがだったでしょうか? アパレル業界で年収をアップさせる秘訣をご紹介してきました。

これからアパレル業界で働き始めたいという方にも、今後もずっとアパレル業界で働いていきたいという方にも、役に立つ情報になっていたら幸いです。

職場を選ぶ時、さらにはキャリアプランを考える時にもぜひ参考にしていただけたらと思います。

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